Originator Profile Set
概要
本文書では組織に関する VC をまとめて配布するのに使えるデータ形式を定義します。
用語
本文書に説明のない用語については、用語を参照してください。
- Core Profile (CP)
- Profile Annotation (PA)
- Web Media Profile (WMP)
- Originator Profile (OP)
- Originator Profile Set (OPS)
Originator Profile Set (OPS) のデータモデル
OPS のデータモデルを JSON で示します。
OPS は JSON オブジェクトの配列でなければなりません (MUST)。
各 JSON オブジェクトには以下のプロパティが定義されます:
core: Core Profile (REQUIRED)annotations: Profile Annotation の配列 (OPTIONAL)media: Web Media Profile の配列 (OPTIONAL)
core
REQUIRED. Core Profile です。
annotations
OPTIONAL. Profile Annotation の配列です。このプロパティを含める場合、各要素は core の Core Profile と credentialSubject.id が等しくなければなりません (MUST)。 credentialSubject.id の OP ID 保有組織の信頼性に OPS の受信者が関心がある場合、このプロパティを含めるべきです (SHOULD)。
media
OPTIONAL. Web Media Profile の配列です。このプロパティを含める場合、各要素について、その credentialSubject.id は core の Core Profile の credentialSubject.id と等しくなければなりません (MUST)。
OPS の JSON Serialization
データモデルの JSON がそのまま OPS の JSON 表現になります。メディアタイプは application/ops+json です。
例
このセクションは非規範的です。
単一の組織の VC のみを含む OPS の具体例を次に示します。
[
{
"core": "eyJ...",
"annotations": ["eyJ..."],
"media": ["eyJ..."]
}
]
複数の組織の VC を含む OPS の具体例を次に示します。
[
{
"core": "eyJ...",
"annotations": ["eyJ...", "eyJ..."],
"media": ["eyJ..."]
},
{
"core": "eyJ...",
"annotations": ["eyJ..."],
"media": ["eyJ..."]
}
]
国際化
Originator Profile Set 配布者は、アプリケーションがロケールに応じて VCs を抽出できるように、annotations プロパティと media プロパティのそれぞれに異なる言語が指定された 2 つ以上の VCs を含めて配布することができます (MAY)。
VCs への言語の指定方法は OP VC Data Model の国際化に準じます。
検証プロセス
このセクションは非規範的です。
@originator-profile/verify において実装されている検証処理は次のプロセスでおこなわれます。
検証プロセスで扱うデータの構造については次のリファレンスを確認してください。
- OpsInvalid
- OpVerifyFailed
- OpsVerifyFailed
- 検証済み OPS
CP / PA / WMP の検証プロセスの詳細は OP VC Data Model に準拠した VC の検証 に準じます。ただし、CP 検証ではあらかじめ認めた CP 発行者の検証鍵と CP 発行者の OP ID で検証をおこない、OPS から検証鍵の取得はおこないません。